真のエンターテイナー

ヤ 0 0 3 2 0 0 3 0 0|8
広 1 0 0 0 0 0 0 1 0|2   
【ヤクルト】○高井(1勝1敗)、坂元、佐藤賢−古田
【広島】●小山田(1敗)、フェリシアーノ、佐竹、梅津− 木村一 
【本塁打】尾形2号(広・1回裏)、嶋2号(広・8回裏)

私が「お金を払っても見たい!」というプレーをする選手は
ヤクルトには3人います。

1人はもちろん古田敦也捕手。
2人目は今年売出し中の青木宣親選手。
守備は堅実。打っても3割。
また大学時代より「武器は足と守備」と言っていたように、
その快足っぷりはみていて「気持ちいい!」の一言。
今までヒットを打っても単打という各駅停車な打線にやきもきさせられていましたが、
今年はそんな打線に新しい風を吹き込んでいます。

そして最後は本日先発した高井雄平投手です。
150キロ超の快速球に切れ味抜群のスライダーのコンビネーションで、
力でねじ伏せるピッチングが見ていて楽しいんですが、
それ以外にも「何かやってくれる」という期待を抱いてしまう選手です。
それはバッティング。

中学までは川崎に住んでいたんですが、
中学時に打者として非常に高く評価されており、
高校に進学する際、神奈川県下はもちろん
全国の野球名門校から打者としてお誘いがあったみたいですが、
(管理人の高校<横浜高校も打者として誘っていたそうです。)
「投手として」評価してくれた
東北高校(宮城)に進学してしまいました。

もちろんヤクルトも指名する際は「投手として」指名したんですが、
バッティングの素質は決してさび付いたりしませんでした。

で、開幕2戦目に今季初打席でプロ入り第1号。
そして今日は3回表にタイムリーヒット。
投手ながら打率は5割、打点2を稼いでいます。

まさに投手でありながら、先発すればチームの主砲(笑)
で、投げれば荒れ球で暴投の日本記録を作ったり、
本日のように奪三振ショー(6回で9K)を見せ付けたり。
これをエンターテイナーと言わずして何と言えるでしょうか。

打ち込まれたときはがっかりですが、
活躍しているときは見ていて本当に楽しい選手です。